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ポピュラー・サイエンス 178
X線でさぐるブラックホール
―X線天文学入門―

立教大学教授 理博 北本俊二 著
四六判/162頁/定価1540円(本体1400円+税10%)/1998年5月
ISBN978-4-7853-8678-8 (旧ISBN4-7853-8678-9)

 難しい物理学の教科書やSFの世界にのみ出てくると思われがちなブラックホールも,X線の観測によってより具体的な姿が描かれ始めてきました.
 本書は,ブラックホールや中性子星,そして天文学の新しいパラダイムである降着円盤などを中心に,ダイナミックに活動する宇宙の姿をわかりやすく紹介いたします.

 → 『ブラックホール天文学入門』もご参照ください.

【目 次】

『X線でさぐるブラックホール』 カバー
1. X線とX線天文学
 1.1 電磁波とX線の特徴
 1.2 X線による観測とX線天文学

2. コンパクト星とX線連星系 −白色矮星・中性子星・ブラックホール−
 2.1 白色矮星の形成
 2.2 白色矮星の連星系
 2.3 白色矮星から中性子星へ
 2.4 中性子星,ブラックホールと降着円盤

3. 降着円盤とX線放射のモデル
 3.1 降着円盤の形成
 3.2 X線放射のモデル

4. いろいろなX線連星系
 4.1 ブラックホールの連星系
 4.2 X線パルサー
 4.3 ブラックホール連星系のもう一つの形態

5. 中性子星である証拠
 5.1 パルサーの発見
 5.2 中性子星の性質

6. ブラックホール候補星
 6.1 X線星の質量
 6.2 ブラックホール候補星

7. はくちょう座X-1
 7.1 高温プラズマによるX線放射モデル
 7.2 X線強度の時間変化
 7.3 新事実

8. X線新星
 8.1 X線新星の種類
 8.2 超軟X線新星

9. X線新星の観測
 9.1 超軟X線新星とブラックホール候補星
 9.2 観測の方法
 9.3 X線新星GS2000+25(1988年こぎつね座新星)
 9.4 X線新星GS2023+338(はくちょう座V404星)
 9.5 X線新星GS1124−683(1991年はえ座新星)
 9.6 ブラックホールはいくつあるか?

10. 活動銀河核
 10.1 クエーサー(準星)
 10.2 ハッブル宇宙望遠鏡と電波望遠鏡による観測
 10.3 X線天文衛星による観測

11. 宇宙ジェット
 11.1 活動銀河核の宇宙ジェット
 11.2 銀河系内の宇宙ジェット

12. X線天体の観測
 12.1 人工衛星
 12.2 X線望遠鏡
 12.3 日本のX線観測衛星
 12.4 衛星の運用

おわりに
X線天文学に関する参考書
索 引



         

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