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ポピュラー・サイエンス 237
野生イネへの旅

国立遺伝学研究所名誉教授 農博 森島啓子 著
四六判/202頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2001年9月
ISBN978-4-7853-8737-2 (旧ISBN4-7853-8737-8)

 世界中の人の半分近くが食べているお米を生み出した野生イネは,今 環境開発の波 におびやかされて急速に滅びつつある.野生イネの多様性と巧みな生き方に魅せられた著者が,その進化のしくみにせまろうと,フィールドと実験室の間を行きつ戻りつ歩んできた記録.野生イネを通して見えてくる学問の世界と人間の世界へ読者をお誘いする.

【目 次】

『野生イネへの旅』 カバー
1. イネの仲間たち −「分類」を考える−
 1.1 イネ属の種いろいろ
 1.2 分類にとまどう
 1.3 系統樹
 1.4 総合的にみる
 1.5 生物学的種

2. 野生イネの適応戦略
 2.1 野生イネのすみか
 2.2 子どもをつくること
 2.3 花と性
 2.4 あちらをたてればこちらがたたず
 2.5 厄介者の雑草イネ

3. アジアを歩く
 3.1 二つの生態系か二つの種か
 3.2 初めてのインド
 3.3 バングラデッシュ再訪
 3.4 私のタイ国
 3.5 赤道の島・インドネシア
 3.6 近くて遠い国・中国

4. アフリカへ
 4.1 サヴァンナを行く
 4.2 ママのアフリカ便り
 4.3 野生イネを採集する人たち
 4.4 共存と住みわけ
 4.5 何でも混ざっている

5. 水と緑の世界・アマゾン
 5.1 白い船の誘惑
 5.2 超深水を生きぬく野生イネの知恵
 5.3 人、イネ、魚
 5.4 森と水辺

6. 進化のシナリオ
 6.1 進化研究の二つの道
 6.2 野生植物と栽培植物
 6.3 栽培化への道
 6.4 野生イネと栽培イネの遺伝子

7. 野生イネは生き続けられるか
 7.1 消えてゆく野生イネ
 7.2 汚染環境に居座る新参者
 7.3 自生地保存へ向かって

  あとがき
  索引



         

自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.