| しし座 / Leo |

CONTROL_PANEL
星のみ 星座線 星座絵 バイエル符号・星名 星雲・星団

星のみ

 
しし座
学名 (略符) Leo (Leo)
属格 Leonis
概略位置
(赤経,赤緯)
( 10h 30m , 15°)
20時に子午線を
通過する時期
4月25日
星の数 (6等以上) 100
面積 (平方度) 947


星座解説

黄道第5星座.獅子(しし)宮.
設定者はプトレマイオス.

春の星座の王者,しし座は, 頭の部分にあたる逆クエスチョンマークが目印です. その形から,「ししの大鎌(おおがま)」とも呼ばれています.

ししの前足には1等星レグルス,そして尻尾には2等星のデネボラが輝いています. デネボラは,うしかい座のアークトゥルス,おとめ座のスピカとともに, 春の大三角形を形作る星としても有名です.

またしし座といえば,しし座流星群の放射点がある星座です. ここ数年,注目を浴びている流星群で,11月中旬に極大を迎えます.

ギリシャ神話では,しし座は化け獅子です. 人も食べてしまう凶暴な獅子は, 勇者ヘルクレスによって退治され, 空に上げられたと言われています. しし座は,ヘルクレスの武勇の記念なのです.

■春の大三角形■
獅子の尻尾にあたるデネボラ(2等星)とスピカ(おとめ座),アークツルス(うしかい座), この3つを結んでできる三角形が「春の大三角形」です.

天体解説

主な恒星
符号 名前 意味 等級 距離
α レグルス 1.3 70
獅子の心臓に輝く1等星.スペクトル型:B7X.
固有名は,ラテン語の「王(rex)」に由来する. その名付け親はコペルニクスといわれ,ラテン語で「小さい王」, ローマ時代には「コル・レオニズ(獅子の心臓)」とよばれていた. 黄道上にあり,8月22日頃に太陽がここに輝く.また,時々月に隠されることがある.
β デネボラ 獅子の尾 2.1 40
獅子の尾の先にある2等星.スペクトル型:A3X.
スピカ(おとめ座),アークツルス(うしかい座)との3星で「春の大三角形」を構成する.
γ アルギエバ 1.9 80
獅子の額に輝く2等星.スペクトル型:K1-Vb+G7V.
北天の中では最も美しい連星の1つとされ, 2.2等(橙色)と3.5等(黄色)が小望遠鏡でも見える.
δ ゾズマ   2.6 60
スペクトル型:A4X.
ζ アダフェラ      
 
θ シェルダン      
 
λ アルテルフ      
 
μ ラサラス      
 


星雲・星団・その他
M65 (NGC3623)
光度9.5等.赤経11h18.9m,赤緯+13°06′.
θ星とι星のほぼ中間,獅子の後足のところに集まる銀河群の中の1つ.
M66 (NGC3627)
銀河.8.8等.2700万光年.赤経11h20.2m,赤緯+12°59′.
θ星とι星のほぼ中間,獅子の後足のところに集まる銀河群の中の1つ.
M95 (NGC3351)
銀河.10.4等.赤経10h43.9m,赤緯+11°42′.
α星とθ星のほぼ中間,獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ.
M96 (NGC3668)
銀河.9.1等.赤経10h46.7m,赤緯+11°49′.
α星とθ星のほぼ中間,獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ.
M105 (NGC3279)
銀河.9.2等.赤経10h47.8m,赤緯+12°35′.
α星とθ星のほぼ中間,獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ.
流星群:しし (しし座流星群,レオニズ)
出現期間は11/14-19.極大は11/18.輻射点はγ星付近.
母彗星はTempel-Tuttle(テンペル=タットル)彗星.
33年に1回,大出現が見られることで知られる. 1799,1833,1866,1966年に素晴らしい出現が見られ, 特に1833の大流星雨には,毎時1万個以上が見られたという. しかし,1899,1932年にはそう出現せず, 期待された1999年も,大出現といえるものではなかった.
(作者も1998,1999年共に観測した\(^o^)/)


Designed by HAJIME IEMOTO