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星のみ |
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黄道第7星座. 設定者はプトレマイオス. おとめ座とさそり座の間に見える, 逆くの字の星の並びがてんびん座です. てんびん座の星々は,3等星以下で暗いので,あまり目立ちません. 紀元前1200年頃には秋分点がα星のそばにあり, ローマ時代には収穫の季節を知る重要な星座でした. 歳差により,現在,秋分点は隣のおとめ座にあります. 今では12星座のひとつとして良く知られるてんびん座ですが, 紀元前300年頃の古代ギリシャでは,てんびん座はさそり座の一部でした. しかし紀元前3000年のバビロニア星座では,ちゃんと天秤が登場しています. これについてはさまざまな説があるようですが, 秋分点の移動や,天秤の役割に関係あるようです.
ギリシャ神話では,正義の女神(おとめ座)
が善悪を判断する際に使った道具であると言われています.
また死後の世界を信じていた古代エジプト人は,
死後の世界から戻ってきたときに受けなければならない死の審判に,
この天秤を用いたとも言われています.
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