X-ray Image of R CrA Dark Cloud by ASCA (SIS)

This dark nebula is in CrA. Therefore, it is referred to also as Coronet Cluster. It is the star formation region of the low - middle mass star in the distance which separated 130pc from Earth. T Tauri Star in the region where molecule density is comparatively low was found here from observation through soft X-rays. この暗黒星雲は，みなみのかんむり座にあるもので かんむり星団（Coronet Cluster） とも呼ばれています． 地球から130pc離れた距離にある低中質量星の星形成領域です． 今までの軟X線での観測から， 比較的分子密度の低い領域にある Tタウリ星などが見つかっていました． あすか が観測した結果，得られた画像が上図です． 白い等高線は，H2CO の等高密度線です． 左が 0.5-2keV の低エネルギーバンドの画像で， 今まで知られていた Tタウリ星などがわかりますが， 中心の分子雲の濃い部分は何もないように見えます． しかし，右の 4-10keV の高エネルギーバンドで得られた画像では， 中心の最も分子雲の濃い部分からX線が現れているのがわかります． この硬X線は原始星とよく対応していることから， 中心部にある原始星がX線フレアを起こしていることがわかりました． なお，左上の小さな画像は同じ領域を近赤外で見たもので， 右上の小さな画像は右側の硬X線画像の中心部を2倍に拡大したものです． By courtesy of K.Hamaguchi, K.Koyama / Kyoto Univ.

X-ray Spectrum of R CrA Dark Cloud

Top is the X-ray spectrum observed by ASCA (SIS) at the time of the flare of a protostar. The temperature of the plasma gas which is emitting X-rays turns into about 100 million degrees. Moreover - it should observe - it is that there are two iron emission line near 6 to 7keV. Although it is thought that the emission spectra near 7 from 6keV are emitted from the iron ion highly ionized in very hot plasma, it may be there being shift of energy and accompanied by jet of a high-speed substance etc. 上は原始星のフレア時に，あすか のSIS検出器で撮影したX線スペクトルです． X線を放射しているプラズマガスの温度は約1億度にもなります． また注目すべきは，6から7keV付近に鉄の輝線が2本あることです． 6keVから7keV付近の輝線スペクトルは， 非常に高温のプラズマ中で高度に電離した鉄イオンから放射されたものだと思われますが， エネルギーの偏移などもありそうで， 高速の物質の噴出などを伴っているのかもしれません． By courtesy of K.Hamaguchi, K.Koyama / Kyoto Univ.