携帯電話 (Cellular Phone)
<体験版>


いろいろな携帯電話
(2000/06 福江 純 撮影)
いまや猫も杓子も携帯電話の時代. 携帯電話が何かについては, いまさら説明の必要も無いでしょう.
現在の携帯電話は, 800MHzから1.8GHzあたりまでのさまざまな周波数帯域の電波を使っていますが, 2001年からは2GHzの周波数帯域に整理統合される予定です.

もっとも,猫にケータイというか猫に小判状態で, 携帯を持ってはいるものの,あまり使わないので, 基本料金だけ払っているような場合もあるようです.

移動体通信の世代発展
(世界標準化の流れ)

時期 〜19921993〜2001〜
世代 第1世代第2世代第3世代
特徴 アナログデジタルマルチメディア
国際規格--IMT-2000
システム名
(伝送方式)
FDMA GSM (TDMA),
PDC (TDMA),
D-AMPS (TDMA),
cdmaOne (DS-CDMA)
IMT-2000 CDMA Direct Spread (W-CDMA),
IMT-2000 CDMA Multi-Carrier (cdma2000),
IMT-2000 CDMA TDD (UTRA TDD),
IMT-2000 TDMA Single-Carrier (UWC136),
IMT-2000 FDMA/TDMA (DECT)
周波数帯域800MHz GSM (900MHz, 1.9GHz, 1.8GHz)
PDC (800MHz, 1.5GHz),
D-AMPS (800MHz, 1.8GHz),
cdmaOne (800MHz, 1.8MHz)
2GHz

TDMA (Time Division Multiple Access)
同じ周波数を複数ユーザーで時間的に分割して, チャンネルを設定する伝送方式です. 9.6kbpsのデータ通信速度ですが,小型軽量化がはかれます.

CDMA (Code Division Multiple Access)
同じ周波数を利用しますが, ユーザー毎に異なる符号を割り当てることでチャンネルを区別する伝送方式です. 周波数利用効率が高く,64kbpsのデータ通信速度で, 固定電話に匹敵する通話品質の高さになります.

IMT-2000 (International Mobile Telecommunication-2000)
次世代携帯電話では,通信速度が大幅に増加するため, インターネットなどマルチメディア機能が可能になります. 位置精度も向上するので, 渋滞情報サービスやテレビ番組の予約録画など, 多くのサービスが提供されるようになるでしょう.

資料提供:松下電器技術館


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