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環境生物科学(改訂版) −人の生活を中心とした−
Biological Science of Environment −revised edition−
京都府立大学名誉教授 農博 松原 聰 著
A5判/248頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2006年9月発行
ISBN 978-4-7853-5210-3 (旧ISBN 4-7853-5210-8)
C3045
河川や湖沼などの身近な環境汚染から,温暖化や酸性雨などの地球環境問題まで,主に生物との関わりや人の生活の観点から簡潔にまとめた環境科学の入門的な教科書.都市環境や人口問題などについても章をさいて解説する.
2006年の改訂版では,旧版の骨組みはそのままに,旧版刊行後にクローズアップされた生物多様性の保全,環境ホルモン,アスベスト(石綿),浮遊粒子状物質,温暖化に関わる京都議定書,リサイクル・循環型社会などの話題や,環境科学各分野の進展にともなう新知見や情報,対策,研究成果などを取り入れ,また掲載データをできるかぎり新しいものに差し替えるなど,全面的な刷新を図った.
サポート情報
◎ 改訂版まえがき/旧版まえがき (pdfファイル)
◎ 旧版あとがき (pdfファイル)
◎ 旧版の書籍紹介ページへ
1.日本の自然環境
2.河川の汚濁・汚染
3.湖沼の汚濁・汚染
4.海域環境の破壊
5.殺虫剤散布による汚染と混乱
6.日常生活を汚染する有害物質
7.都市環境と生物
8.人口問題
9.大気汚染
10.酸性雨
11.オゾン層を破壊するフロン
12.二酸化炭素排出による地球の温暖化
13.破壊される熱帯林
14.急ピッチで進む砂漠化
改訂版まえがき/旧版まえがき
1.日本の自然環境
1.1 日本の自然環境
1.2 経済成長と自然破壊
1.3 全国の自然度
1.4 生物多様性の保全
2.河川の汚濁・汚染
2.1 河川環境の破壊
2.2 汚濁の程度を示す腐水性
2.3 生物種による水質の判定
2.3.1 優占種法
2.3.2 汚濁指数法
2.4 合成洗剤による汚染
2.5 殺虫剤による汚染
2.6 重金属による汚染
2.6.1 重金属による公害の例
2.6.2 重金属の毒性発現機構
2.7 河川の自浄作用
2.8 河川環境の保全 −多自然型河川工法−
3.湖沼の汚濁・汚染
3.1 湖沼環境の破壊
3.2 貧栄養湖と富栄養湖
3.2.1 貧栄養湖と富栄養湖の特徴
3.2.2 富栄養化にともなう生物交代
3.3 琵琶湖の汚濁
3.3.1 琵琶湖と生物
3.3.2 自然破壊と水質悪化
3.3.3 植物プランクトンの大発生
3.3.4 湖底の酸素欠乏
3.3.5 環境悪化による生物交代
3.3.6 赤潮の発生
3.4 アオコに含まれる毒性物質
3.5 湿原の自然破壊
3.6 湖沼環境の保全
4.海域環境の破壊
4.1 自然環境の破壊
4.1.1 自然海岸の減少
4.1.2 内湾や干潟の埋め立て
4.1.3 近自然人工海岸
4.2 海水の汚濁と生物への影響
4.3 赤 潮
4.3.1 赤潮の発生
4.3.2 赤潮による魚介の死滅
4.3.3 赤潮発生の環境条件
4.3.4 赤潮発生の経過
4.3.5 赤潮を退治する細菌
4.4 有害物質による海水の汚染
4.4.1 水銀による汚染
4.4.2 鉛による汚染
4.4.3 有機スズ化合物による汚染
4.4.4 有機塩素系化合物による汚染
4.4.5 原油による汚染
4.5 石化ゴミによる自然破壊
4.6 漁業資源の枯渇
4.6.1 北半球のタラ類
4.6.2 イワシの「乱獲説」に反論
4.7 磯焼けと海中林造成
5.殺虫剤散布による汚染と混乱
5.1 有機塩素系殺虫剤による汚染
5.1.1 植物体での汚染
5.1.2 土壌やミミズでの汚染
5.1.3 野鳥での汚染
5.1.4 人体での汚染
5.2 有機リン系殺虫剤
5.2.1 有機リン系殺虫剤の作用機構
5.2.2 有機リン系殺虫剤による中毒
5.3 農業生態系の混乱
5.3.1 人工生態系と特定種の増加
5.3.2 害虫の増加
5.3.3 花粉媒介昆虫の減少
5.3.4 新害虫の登場
5.3.5 薬剤抵抗性害虫の出現
5.3.6 誘因剤の利用
6.日常生活を汚染する有害物質
6.1 PCB(ポリ塩化ビフェニール)
6.1.1 PCBと環境汚染
6.1.2 PCBによる生物の汚染
6.1.3 生体内でのPCBの代謝
6.1.4 PCB廃棄物の処理
6.2 ダイオキシン
6.2.1 ダイオキシンとその毒性
6.2.2 ダイオキシンの催奇形性とそのメカニズム
6.2.3 ダイオキシンの発生と環境汚染
6.2.4 ダイオキシン排出の防止
6.3 発がん物質
6.3.1 発がん性化学物質
6.3.2 喫煙と発がん
6.3.3 食品に含まれる発がん物質
6.3.4 発がん性食品添加物
6.3.4 飲料水に含まれる発がん物質
6.4 環境ホルモン
6.4.1 自然界での異変
6.4.2 人への影響は
6.4.3 環境ホルモンの作用メカニズム
7.都市環境と生物
7.1 都市化
7.2 廃棄物の問題
7.2.1 動脈産業・静脈産業
7.2.2 循環型社会の構築
7.2.3 廃棄プラスチック
7.2.4 生分解性プラスチック
7.3 人口集中とUターン現象
7.4 都市の環境
7.4.1 ヒートアイランド
7.4.2 緑被地と水面による気温低下
7.4.3 土壌と大気の乾燥
7.4.4 都市用水と排水
7.5 都市生活とストレス
7.5.1 ストレスの原因
7.5.2 ストレスと生体情報物質
7.5.3 ストレスと自律神経系
7.5.4 ストレスと消化器疾患
7.5.5 ストレスと循環器疾患
7.5.6 ストレスとうつ病
7.6 都市の生物
7.6.1 都市の植生
7.6.2 都市にすむ鳥
7.6.3 都市のネズミ
7.6.4 都市に適応した昆虫やクモ
8.人口問題
8.1 日本の人口問題
8.1.1 人口増加の推移
8.1.2 将来の人口
8.1.3 食糧問題
8.1.4 人口の高齢化
8.2 世界の人口問題
8.2.1 急増する世界の人口
8.2.2 世界の人口分布
8.2.3 発展途上国の人口爆発
8.2.4 食糧不足
8.2.5 食糧供給の不均衡性
8.2.6. 都市への人口集中
8.2.7 将来の予測と対策
9.大気汚染
9.1 大気汚染による被害
9.2 汚染物質とその影響
9.2.1 二酸化硫黄(亜硫酸ガス,SO2)
9.2.2 窒素酸化物(NOx)
9.2.3 一酸化炭素(CO)
9.2.4 光化学オキシダント
9.2.5 浮遊粒子状物質(SPM)
9.2.6 揮発性有機化合物(VOC)
9.2.7 アスベスト(石綿)
9.3 植物における障害と防御の生化学
9.3.1 気孔による汚染物質の吸収
9.3.2 二酸化硫黄の代謝
9.3.3 オゾンの代謝
9.3.4 遺伝子操作による耐性植物の作成
9.4 大気汚染の防止
10.酸性雨
10.1 酸性雨とは
10.2 酸性雨の原因
10.3 酸性雨による影響
10.3.1 湖沼への影響
10.3.2 森林への影響
10.3.3 土壌と地下水への影響
10.3.4 農作物への影響
10.4 酸性雨への対策
11.オゾン層を破壊するフロン
11.1 オゾン層とは
11.2 フロンガスによるオゾン層の破壊
11.3 フロンガスとは
11.4 オゾン層破壊による影響
11.5 オゾン層破壊の防止対策
11.5.1 代替フロン
11.5.2 フロンの生産や使用の禁止措置
11.5.3 フロンの回収と処理
12.二酸化炭素排出による地球の温暖化
12.1 自然界における炭素の循環
12.2 大気中の二酸化炭素の増加
12.3 温室効果と地球の温暖化
12.4 二酸化炭素増加の影響
12.5 気温上昇の影響
12.6 二酸化炭素増加の阻止
12.6.1 二酸化炭素排出の抑制・削減
12.6.2 植物による二酸化炭素吸収の増加
13.破壊される熱帯林
13.1 熱帯林と生物種の多様性
13.2 熱帯林破壊の現状
13.3 熱帯林破壊の原因
13.3.1 焼畑農業
13.3.2 樹木の過剰な伐採
13.4 熱帯林破壊の影響
13.4.1 野生生物の絶滅
13.4.2 資源の減少
13.4.3 大気中の二酸化炭素の増加
13.5 熱帯林保護の取り組み
13.5.1 熱帯林保護の強化
13.5.2 植林活動
13.5.3 ブドウ栽培による熱帯林破壊の防止
14.急ピッチで進む砂漠化
14.1 砂漠化
14.2 砂漠化の進行
14.3 砂漠化の原因
14.3.1 人口増加から砂漠化まで
14.3.2 農耕地の酷使(過耕作)
14.3.3 灌漑による塩類集積
14.4 砂漠化の防止
14.4.1 水の確保と管理
14.4.2 樹種の選定と植栽技術
旧版あとがき (pdfファイル)
主な参考文献・参考WWWサイト
図表出典一覧
生物名索引
事項索引
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松原 聰
まつばら さとし
1935年 大阪府生まれ.京都大学農学部卒業,京都大学大学院博士課程修了.京都府立大学助手・助教授・教授などを歴任.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)
がんの生物学
生物の目でみる 自然環境の保全
人間環境学
化学の目でみる 地球の環境 (改訂版)[POD版]
現代の化学環境学
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