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『飲料水に忍びよる 有毒シアノバクテリア』 カバー


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飲料水に忍びよる 有毒シアノバクテリア
Toxic Cyanobacteria −Creeping in Drinking Water Reservoirs−

在庫マーク

元 筑波大学教授 農博 彼谷邦光 著

A5判/160頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2001年6月発行
ISBN 978-4-7853-5835-8(旧ISBN 4-7853-5835-1)  C3045

 人口増加や産業の活発化,環境の悪化により水不足が懸念される21世紀において,シアノバクテリア(らん藻とも呼ばれ,これが水面に集結した状態をアオコという)の毒による飲料水源の汚染は,まず最初に克服されなければならない課題である.
 本書は,シアノバクテリアの毒による水質汚染の現状とその対策について,多くの実例をあげながら解説する.


目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.シアノバクテリアと奇病
2.シアノバクテリアの正体
3.シアノバクテリアの発生条件
4.シアノトキシン
5.シアノトキシンによる水源の有毒化
6.シアノトキシンの毒性
7.シアノトキシン中毒の治療
8.シアノトキシンの行方
9.シアノトキシンの暴露量と安全性
10.シアノバクテリアの監視
11.シアノバクテリアの増殖防止対策
12.シアノトキシンの除去法
13.シアノトキシンの定量法
14.国内のシアノバクテリア
15.21世紀の水環境

詳細目次

はじめに

1.シアノバクテリアと奇病
 1.1 ハッフ(Haff)病(突発性ミオグロビン尿症)
 1.2 パーム島の奇病(突発性肝炎)
 1.3 上海の肝臓ガン多発地帯
 1.4 中毒事故

2.シアノバクテリアの正体
 2.1 名前の由来
 2.2 系統
 2.3 種類
 2.4 生態

3.シアノバクテリアの発生条件
 3.1 温度
 3.2 pH
 3.3 光
 3.4 栄養塩濃度
 3.5 ミネラル
 3.6 天敵
 3.7 付着性シアノバクテリア

4.シアノトキシン
 4.1 肝臓毒−ミクロシスチンとノジュラリン
 4.2 肝臓毒−シリンドロスパモプシン
 4.3 神経毒−アナトキシンとサキシトキシン
 4.4 皮膚毒−アプリシアトキシンとリングビアトキシン
 4.5 炎症毒−リポポリサッカライド(LPS)
 4.6 魚毒−チオンスルフォリピド
 4.7 その他の生理活性物質

5.シアノトキシンによる水源の有毒化
 5.1 シアノトキシンの種類とシアノバクテリア
 5.2 シアノトキシン量を支配する要因

6.シアノトキシンの毒性
 6.1 ミクロシスチン
  6.1.1 動物への影響
  6.1.2 植物への影響
 6.2 エンドトキシン
 6.3 アナトキシン
  6.3.1 アナトキシン-a
  6.3.2 アナトキシン-a(s)
 6.4 アファントキシン
 6.5 シリンドロスパモプシン
 6.6 海産シアノバクテリアの毒素

7.シアノトキシン中毒の治療
 7.1 ミクロシスチン
  7.1.1 抗酸化性物質
  7.1.2 抗腫瘍壊死因子(TNFα)血清
  7.1.3 抗炎症剤
 7.2 アナトキシン-a(s)

8.シアノトキシンの行方
 8.1 ミクロシスチン
 8.2 その他のシアノトキシン

9.シアノトキシンの暴露量と安全性
 9.1 世界保健機構(WHO)の飲料用水質のガイドライン
 9.2 水遊びとシアノバクテリア
 9.3 淡水の利用とシアノトキシン
 9.4 シアノバクテリアと病原菌
 9.5 シアノバクテリアによる臭いと味

10.シアノバクテリアの監視
 10.1 カナダのマニトバでの出来事
 10.2 オーストラリアのバーウオン/ダーリング河水系での出来事
 10.3 シアノバクテリアの危険濃度

11.シアノバクテリアの増殖防止対策
 11.1 栄養源の制御
 11.2 薬剤の使用
 11.3 天然素材の利用
 11.4 リジンによる微生物生態系機能の利用
 11.5 生物を用いた制御

12.シアノトキシンの除去法
 12.1 活性炭濾過
 12.2 塩素処理
 12.3 オゾン処理
 12.4 逆浸透透析
 12.5 紫外線照射
 12.6 その他

13.シアノトキシンの定量法
 13.1 ミクロシスチン
  13.1.1 HPLC
  13.1.2 ELISA法
  13.1.3 プロテインホスファターゼアッセイ
  13.1.4 化学分解 GC/CI-MS法
 13.2 アナトキシン-aとアナトキシン-a(s)
 13.3 シリンドロスパモプシン
 13.4 サキシトキシン

14.国内のシアノバクテリア

15.21世紀の水環境

おわりに
文献
索引

著作者紹介

彼谷 邦光
かや くにみつ 
1944年 富山県に生まれる.東北大学農学部卒業,東北大学大学院農学研究科博士課程修了.富山県衛生研究所,国立環境研究所 環境研究基盤技術ラボラトリー長,東北大学教授,筑波大学教授などを歴任.主な著書に『アオコ』(分担執筆,東京大学出版会),『藻類ハンドブック』(共同編集,エヌ・ティー・エス)などがある.

(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)


この著作者の本
『環境のなかの毒』
環境のなかの毒
−アオコの毒とダイオキシン−


『環境ホルモンとダイオキシン』
環境ホルモンと
ダイオキシン


『脂肪酸と健康・生活・環境』
脂肪酸と健康・
生活・環境


『健康寿命を延ばそう! 機能性脂肪酸入門』
健康寿命を延ばそう!
機能性脂肪酸入門


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『人も環境も藻類から』
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『藻類の多様性と系統』
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