銀河のハッブル分類

ハッブル分類(Hubble classification)は， 銀河をその形状によって分類したもので，形態分類の一種です． 主要な系列として，E（楕円銀河），S0（レンズ状銀河）， S（渦巻銀河），SB（棒渦巻銀河），Irr（不規則銀河）に分かれ， 渦巻きの広がりやバルジの構造などから，さらに細分類されます． 楕円銀河は，丸いものから扁平なものへE0〜E7と細分類し， 棒状構造はA（なし），B（あり），AB（中間）を付けて表し， 渦巻銀河の渦状構造は， 渦巻きが閉じたものから開いたものへa,b,c,dと細分類します． また，形態に特異性を示すものは末尾にpを付けます．

銀河(galaxy)は，多数の恒星が集まっており， これらの恒星の間の空間には，ガスと塵からなる星間物質もあります． したがって，銀河全体のスペクトルは，一般的には， 銀河を構成している星やガスのスペクトルが重ね合わさったものになります．