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『薬学系のための 基礎化学』 内容見本


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献本へ 薬学系のための 基礎化学
Pharmaceutical Chemistry

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名古屋工業大学名誉教授 理学博士 齋藤勝裕・
金城学院大学教授 薬学博士 林 一彦・
名古屋市立大学教授 博士(薬学) 中川秀彦・
名古屋市立大学教授 博士(薬学) 梅澤直樹 共著

B5判/170頁/2色刷/定価2860円(本体2600円+税10%)/2015年10月発行
ISBN 978-4-7853-3506-9  C3043

電子書籍

 薬学系学部で学ぶ大学生を主な対象とする基礎化学教科書。新しい「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の内容に準拠し、高校化学の基礎知識がなくとも無理なく薬学に必要な化学を習得できるよう編集されている。章末には復習問題に加えて薬剤師国家試験類題も収録、到達度を確認しながら学習を進めることができる。


サポート情報

教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました.
  ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます.
まえがき (pdfファイル)  索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.原子構造
2.電子配置と原子の性質
3.周期表
4.化学結合
5.物質の状態
6.溶液の化学
7.酸・塩基
8.酸化・還元
9.典型元素各論
10.遷移元素各論
11.化学熱力学
12.反応速度論
13.有機分子の構造
14.有機化合物の種類と反応
15.基本的な生体分子

詳細目次  →『薬学系のための 基礎化学』 目次

まえがき(pdfファイル)

1.原子構造
 1.1 原子の構造と量子化学
  1.2.1 原子の形と大きさ・構造
  1.2.2 量子化学的に見た電子
 1.2 原子核の構造
  1.2.1 原子番号と質量数
  1.2.2 同位体
 1.3 放射能と放射線
  1.3.1 放射性崩壊(放射性壊変)
  1.3.2 α崩壊(α壊変)
  1.3.3 β崩壊(β壊変)
  1.3.4 γ崩壊(γ壊変)
 1.4 電子殻と軌道
  1.4.1 電子殻
  1.4.2 軌道
 復習問題/国家試験類題

2.電子配置と原子の性質
 2.1 スピンと電子配置
  2.1.1 電子配置の規則
  2.1.2 電子配置の実例
 2.2 電子配置の状態
  2.2.1 最外殻と価電子
  2.2.2 閉殻構造とオクテット則
  2.2.3 電子対と不対電子
 2.3 イオンの生成と電子配置
 2.4 イオン化エネルギー
 2.5 電子親和力
 復習問題/国家試験類題

3.周期表
 3.1 周期表と電子配置
  3.1.1 周期
  3.1.2 族
  3.1.3 周期と族
 3.2 典型元素と遷移元素
 3.3 周期性
  3.3.1 原子半径の周期性
  3.3.2 イオン化エネルギーの周期性
  3.3.3 電気陰性度の周期性
 復習問題/国家試験類題

4.化学結合
 4.1 原子に働く引力と斥力
  4.1.1 原子に働く引力
  4.1.2 原子に働く斥力
 4.2 オクテット則と化学結合
  4.2.1 オクテット則の復習
  4.2.2 原子軌道とオクテット則
  4.2.3 オクテット則と電子式
 4.3 化学結合の種類と性質
  4.3.1 イオン結合
  4.3.2 共有結合
  4.3.3 金属結合
 4.4 結合の分極
  4.4.1 結合の分極
  4.4.2 分子の極性
 4.5 分子間に働く力の種類と性質
  4.5.1 双極子相互作用
  4.5.2 水素結合
  4.5.3 疎水性相互作用
  4.5.4 ロンドン力(ファンデルワールス力)
 復習問題/国家試験類題

5.物質の状態
 5.1 固体、液体、気体
  5.1.1 物質の三態
  5.1.2 相転移
 5.2 状態図と相律
  5.2.1 状態図と物質の状態
  5.2.2 超臨界状態
  5.2.3 相律
 5.3 三態の性質
  5.3.1 気体の性質
  5.3.2 液体の性質
  5.3.3 固体の性質
 5.4 三態以外の状態
  5.4.1 アモルファス
  5.4.2 液晶
  5.4.3 柔軟性結晶
  5.4.4 分子膜
 復習問題/国家試験類題

6.溶液の化学
 6.1 溶解
  6.1.1 溶媒和
  6.1.2 溶解のエネルギー
 6.2 溶解度
  6.2.1 濃度
  6.2.2 溶解度
  6.2.3 ヘンリーの法則
 6.3 蒸気圧・浸透圧
  6.3.1 ラウールの法則
  6.3.2 蒸気圧降下
  6.3.3 浸透圧
 6.4 電解質溶液
  6.4.1 電離度
  6.4.2 電離定数
 6.5 コロイド溶液
  6.5.1 コロイドの種類
  6.5.2 コロイドの性質
  6.5.3 電気二重層
 復習問題/国家試験類題

7.酸・塩基
 7.1 酸と塩基の定義
  7.1.1 ブレンステッド-ローリーによる定義
  7.1.2 共役酸と共役塩基
  7.1.3 水は酸としても塩基としても働く
 7.2 酸の強さとpKa
  7.2.1 酸の強さ:酸解離定数Ka
  7.2.2 pKa
  7.2.3 塩基の強さ
  7.2.4 酸-塩基反応の予測
  7.2.5 酸および塩基の価数
 7.3 有機酸と有機塩基
  7.3.1 有機酸
  7.3.2 有機塩基
 7.4 pH
 7.5 緩衝液
 復習問題/国家試験類題

8.酸化・還元
 8.1 酸化数
  8.1.1 酸化数の決め方
 8.2 酸化・還元
  8.2.1 酸素との反応
  8.2.2 水素との反応
  8.2.3 電子との反応
 8.3 酸化剤・還元剤
  8.3.1 酸化剤・還元剤の働き
  8.3.2 酸化剤・還元剤と酸化・還元反応
 8.4 イオン化傾向
  8.4.1 金属のイオン化
  8.4.2 イオン化傾向
 8.5 化学電池
  8.5.1 ボルタ電池
  8.5.2 ボルタ電池の電気エネルギー
  8.5.3 イオン濃淡電池
 8.6 電気泳動
 復習問題/国家試験類題

9.典型元素各論
 9.1 典型元素の性質
  9.1.1 電子配置
  9.1.2 金属元素と非金属元素
 9.2 1族、2族元素の性質
  9.2.1 1族元素
  9.2.2 2族元素
 9.3 12族、13族元素の性質
  9.3.1 12族元素
  9.3.2 13族元素
 9.4 14族、15族元素の性質
  9.4.1 14族元素
  9.4.2 15族元素
 9.5 16族、17族、18族元素の性質
  9.5.1 16族元素
  9.5.2 17族元素
  9.5.3 18族元素
 復習問題/国家試験類題

10.遷移元素各論
 10.1 遷移元素の電子構造
  10.1.1 遷移元素の電子配置
  10.1.2 電子配置と物性
 10.2 遷移元素の性質
  10.2.1 鉄族元素
  10.2.2 貴金属元素
  10.2.3 その他のd-ブロック遷移元素
  10.2.4 希土類元素(レアアース)
  10.2.5 超ウラン元素
 10.3 錯体の構造
  10.3.1 配位結合
  10.3.2 結晶場理論
 10.4 錯体の性質
  10.4.1 磁性
  10.4.2 吸収特性
  10.4.3 生理活性
 復習問題/国家試験類題

11.化学熱力学
 11.1 エネルギー、熱、仕事
  11.1.1 内部エネルギー
  11.1.2 熱、仕事
 11.2 化学反応とエネルギー
  11.2.1 発熱反応と吸熱反応
  11.2.2 発光のエネルギー
 11.3 エンタルピー
  11.3.1 定容反応、定圧反応
  11.3.2 エンタルピーの定義
  11.3.3 ヘスの法則
 11.4 エントロピー
  11.4.1 熱力学第二法則
  11.4.2 エントロピー変化
  11.4.3 熱力学第三法則
 11.5 自由エネルギー
  11.5.1 ギブズエネルギー
  11.5.2 ギブズエネルギーと反応
 復習問題/国家試験類題

12.反応速度論
 12.1 反応エネルギー図
  12.1.1 化学熱力学と反応速度論
  12.1.2 反応エネルギー図と遷移状態
 12.2 遷移状態と活性化エネルギー
  12.2.1 遷移状態
  12.2.2 活性化エネルギーとエンタルピー変化
 12.3 多段階反応と律速段階
  12.3.1 多段階反応
  12.3.2 多段階反応の反応エネルギー図
  12.3.3 律速段階
 12.4 反応速度式:反応次数と速度定数
  12.4.1 反応速度に影響を与える因子
  12.4.2 反応速度の測定法
  12.4.3 反応速度式と反応機構
  12.4.4 反応次数
  12.4.5 反応速度定数と平衡定数
 12.5 触媒
  12.5.1 触媒の性質
  12.5.2 生体内の触媒:酵素
 復習問題/国家試験類題

13.有機分子の構造
 13.1 混成軌道
  13.1.1 軌道の生成
  13.1.2 混成軌道の種類
 13.2 σ結合とπ結合
  13.2.1 σ結合
  13.2.2 π結合
 13.3 結合の表し方
  13.3.1 電子式による表し方
  13.3.2 結合を線で表す構造式
 13.4 有機分子の化学結合
  13.4.1 メタン、エタン:単結合
  13.4.2 エチレン:二重結合
  13.4.3 アセチレン:三重結合
  13.4.4 結合の次数と結合の強さ・距離
 13.5 結合の共役
  13.5.1 連続したp軌道による結合の生成
  13.5.2 結合の共役の効果
  13.5.3 三重結合の共役
  13.5.4 アレン:二重結合が隣接する特殊なケース
 復習問題/国家試験類題

14.有機化合物の種類と反応
 14.1 炭化水素の構造と異性体
  14.1.1 アルカン
  14.1.2 構造異性体
  14.1.3 アルケン
  14.1.4 アルキン
 14.2 官能基と化学反応
 14.3 立体異性体
  14.3.1 鏡像異性体
  14.3.2 ジアステレオマー
 14.4 有機化合物の反応
  14.4.1 置換反応
  14.4.2 脱離反応
  14.4.3 付加反応
  14.4.4 酸化還元反応
 復習問題/国家試験類題

15.基本的な生体分子
 15.1 重要な生体高分子(1):タンパク質
  15.1.1 アミノ酸
  15.1.2 タンパク質中の共有結合
  15.1.3 タンパク質の高次構造:一次構造・二次構造・三次構造・四次構造
 15.2 重要な生体高分子(2):多糖(炭水化物)
  15.2.1 単糖の鎖状構造
  15.2.2 単糖の環状構造
  15.2.3 二糖と多糖
 15.3 重要な生体高分子(3):核酸
  15.3.1 ヌクレオチド
  15.3.2 DNAの構造
  15.3.3 RNAの構造
 15.4 重要な生体小分子
  15.4.1 脂質
  15.4.2 ホルモン
  15.4.3 ビタミン
 復習問題/国家試験類題

演習問題解答
索引

Column
 パラレルワールド
 パウリ効果
 メンデレーエフと周期表
 分子間相互作用(分子間結合)の働き
 高野豆腐と凍みコンニャク
 一番風呂
 身近な水溶液のpH
 水素燃料電池
 周期表
 毒性元素
 生体とエネルギー
 触媒反応の例
 導電性プラスチック「ポリアセチレン」
 D-グリセルアルデヒドの立体構造
 甘い分子:どんな分子が甘いのか?

著作者紹介

齋藤 勝裕
さいとう かつひろ 
1945年 新潟県生まれ.東北大学理学部卒業,東北大学大学院理学研究科博士課程修了.名古屋工業大学講師,同大学教授等を歴任.専門分野は有機化学,物理化学,超分子化学.主な著書に『本当はおもしろい化学反応』(SBクリエイティブ)などがある.

林 一彦
はやし かづひこ 
1962年 静岡県生まれ。東北大学薬学部修士課程修了。日本ワイス株式会社(現ファイザー株式会社)、旭硝子株式会社、金城学院大学准教授等を経て現職。主な著書に『基礎有機化学問題集』(共著、廣川書店)などがある。

中川 秀彦
なかがわ ひでひこ 
1966年 神奈川県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。放射線医学総合研究所研究員・主任研究員、名古屋市立大学准教授等を経て現職。

梅澤 直樹
うめざわ なおき 
1971年 東京都生まれ。東京大学薬学部卒業、東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。名古屋市立大学助手・講師・准教授を経て現職。

(情報は初版刊行時のものです)


姉妹書
『メディカル化学(改訂版)』
メディカル化学
(改訂版)


『コ・メディカル化学(改訂版)』
コ・メディカル化学
(改訂版)


この著作者の本
ステップアップ大学の化学

『あなたと化学』
あなたと化学


『ステップアップ 大学の総合化学(改訂版)』
ステップアップ
大学の総合化学
(改訂版)


『ステップアップ 大学の有機化学』
ステップアップ
大学の有機化学


『生命系のための有機化学 I』
生命系のための
有機化学 I


『生命系のための有機化学 II』
生命系のための
有機化学 II


『有機分子構造とその決定法』
有機分子構造と
その決定法


関連書籍
『医療・看護系のための 化学入門』
医療・看護系のための
化学入門



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