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『基礎有機化学』 カバー
 
内容見本タイトル
『基礎有機化学』 内容見本


著作者紹介

小林 啓二
こばやし けいじ 
1941年 兵庫県生まれ.東京大学理学部卒業.東京大学助手・助教授・教授,城西大学教授などを歴任.専門分野は構造有機化学.主な著書に『固体有機化学』(共著,化学同人),『基礎有機化学』(朝倉書店)などがある.

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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【電子書籍】
有機化学スタンダード
基礎有機化学
Basic Organic Chemistry

東京大学名誉教授 理博 小林啓二 著

標準価格2860円(本体2600円+税10%)/2018年10月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7532-4

 多くの基礎有機化学教科書のような「官能基別」の章立てをとらず,有機化学本来の基礎(語学における文法に当たるもの)とは何か,を提言する新しいタイプの教科書.各論的な説明ではなく,有機化学の体系の全体を見通した解説に努めた.
 本書を通して読者は,有機化学の面白さが分子の立体構造や結合の組換えにあることを理解し,有機化学の基本を確実に身につけることができるだろう.

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております.固定レイアウト型は文字だけを拡大することや,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません.
※この電子書籍は,2017年に刊行された『基礎有機化学』(第1版1刷)を元に電子書籍化したものです.


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まえがき (pdfファイル)   索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.共有結合の成り立ち
2.共有結合の方向
3.有機化合物の体系
4.$\sigma$ 結合と立体配座
5.$\sigma$ 結合と立体配置
6.$\pi$ 結合と共役
7.結合の極性と開裂
8.酸と塩基
9.有機反応の体系
10.求核反応:求電子的な炭素への反応
11.求電子反応:求核的な炭素への反応
12.ベンゼン環への反応
13.求核的炭素と求電子的炭素との反応
14.酸化・還元と脱水縮合
15.有機化合物の命名法

詳細目次  →『基礎有機化学』 目次

まえがき (pdfファイル)

1.共有結合の成り立ち
 1.1 原子軌道と価電子
 1.2 共有結合の形成と原子価
 1.3 イオン
 演習問題

2.共有結合の方向
 2.1 正四面体構造
 2.2 原子軌道の形
 2.3 単結合とsp3混成軌道
 2.4 二重結合の炭素の混成軌道
 2.5 三重結合の炭素の混成軌道
 2.6 炭素の混成軌道のまとめ
 演習問題

3.有機化合物の体系
 3.1 有機化合物
 3.2 構造式
 3.3 炭素骨格
 3.4 官能基
 3.5 異性体
 3.6 不飽和度
 3.7 有機化合物の命名法
 3.8 炭化水素基本骨格の命名法
 演習問題

4.$\sigma$ 結合と立体配座
 4.1 立体配座とニューマン投影式
 4.2 シクロアルカンの立体配座
 4.3 シクロヘキサンの立体配座
 演習問題

5.$\sigma$ 結合と立体配置
 5.1 シクロヘキサン二置換体の立体構造
 5.2 鎖状化合物の立体異性体
 5.3 キラルな形と鏡像異性体
 5.4 フィッシャー投影式
 5.5 立体配置のRS 表示
 5.6 光学活性
 5.7 ジアステレオマー
 5.8 メソ形
 5.9 光学分割
 5.10 不斉合成
 演習問題

6.$\pi$ 結合と共役
 6.1 シス-トランス異性体
 6.2 共役ジエン
 6.3 ベンゼンの環状共役
 6.4 芳香族炭化水素
 6.5 ヒュッケル則
 6.6 複素芳香環
 演習問題

7.結合の極性と開裂
 7.1 $\sigma$ 結合の極性
 7.2 $\sigma$ 結合の開裂と陰イオン
 7.3 $\sigma$ 結合の開裂と陽イオン
 7.4 $\pi$ 結合の極性と開裂
 7.5 官能基の共役
 7.6 非共有電子対の共役
 7.7 水素結合
 演習問題

8.酸と塩基
 8.1 カルボキシラートイオンの共鳴
 8.2 酸性度の指標
 8.3 酸の強弱と誘起効果
 8.4 フェノール
 8.5 フェノールにおける酸の強弱
 8.6 安息香酸の置換基効果
 8.7 メソメリー効果
 8.8 ルイスの酸と塩基
 8.9 アミンの塩基性
 演習問題

9.有機反応の体系
 9.1 有機反応の種類
 9.2 反応機構
 9.3 ラジカル反応の機構
 9.4 ラジカル反応の起こりやすさ
 9.5 sp3混成炭素とイオン反応
 9.6 sp2混成炭素とイオン反応
 9.7 ペリ環状反応
 9.8 有機反応機構のまとめ
 演習問題

10.求核反応:求電子的な炭素への反応
 10.1 求核置換反応
 10.2 SN2反応
 10.3 SN1反応
 10.4 求核置換反応の起こりやすさ
 10.5 求核反応に伴う脱離反応
 10.6 カルボニル基への求核付加反応
 演習問題

11.求電子反応:求核的な炭素への反応
 11.1 アルケンへの求電子反応
 11.2 付加反応における立体特異性
 11.3 共役ジエンへの1,4-付加
 11.4 アルキンへの求電子付加
 11.5 カルボニル基に隣接するメチレン基への求電子反応
 11.6 ベンゼン環への求電子反応
 演習問題

12.ベンゼン環への反応
 12.1 ベンゼン環への求電子置換反応
 12.2 求電子置換反応における配向性
 12.3 芳香族求核置換反応
 演習問題

13.求核的炭素と求電子的炭素との反応
 13.1 炭素−炭素結合の形成
 13.2 カルボニル基に隣接するメチレン炭素
 13.3 活性メチレン
 13.4 活性メチレンのアルキル化
 13.5 カルボニル化合物2分子からC−C結合の形成
 13.6 グリニャール試薬とカルボニル化合物との反応
 演習問題

14.酸化・還元と脱水縮合
 14.1 アルケンの酸化
 14.2 アルケンの還元
 14.3 芳香族化合物の酸化と還元
 14.4 アルコールの酸化
 14.5 アルデヒドとケトンの酸化と還元
 14.6 窒素を含む官能基の還元
 14.7 エステルの生成
 14.8 アミドの生成
 14.9 アミンとカルボニル化合物との間の脱水縮合反応
 演習問題

15.有機化合物の命名法
 15.1 IUPAC命名法における官能基
 15.2 ハロゲン化合物の命名法
 15.3 アルコール、フェノール、エーテルの命名法
 15.4 カルボニル化合物の命名法
 15.5 カルボン酸とその誘導体の命名法
 15.6 アミンの命名法
 演習問題

演習問題解答
索引 (pdfファイル)

COLUMN
 炭素の同素体
 芳香族性をもつ環状炭素イオン
 分極
 エーテル結合の非共有電子対
 ラジカル重合
 グルコースのヘミアセタール構造
 分子内縮合による環化反応

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