超巨星G0型からM2型の可視光スペクトルです.
低温の星が,温度が高い順に並んでいます.
G型は5300〜6000度,K型は4000〜5300度,M型は3000〜4000度の星です.
スペクトルの特徴は,
G型では,水素のバルマー線は弱まり,CaII(H,K 線)が最も強く見えています.
また中性金属線が強くなり,CH分子のバンド(Gバンド)が見えます.
K型ではバルマー線はほとんど見えなくなり,CaII(H,K 線)は強く,
中性金属線は重なり合い,TiO分子の吸収帯が見え始めます.
そしてM型では,TiO分子の吸収帯が最も強くなります.
スペクトル型の特徴
資料提供:乗本祐慈(国立天文台 岡山天体物理観測所),粟野諭美(岡山天文博物館)
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