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 【裳華房】 メールマガジン「Shokabo-News」連載コラム 
「松浦晋也の“読書ノート”」「鹿野 司の“読書ノート”」

(2024/2/28更新)

 裳華房が配信しているメールマガジン「Shokabo-News」にて連載中のコラム「松浦晋也の“読書ノート”」「鹿野 司の“読書ノート”」の記事一覧です。
 本コラムは、ノンフィクション・ライター/サイエンスライターの松浦晋也さん鹿野 司さんに、お薦めの1冊や思い出の書籍、新刊レビューや折々のニュースに絡めた書籍の紹介など、毎回、広範囲にわたる書籍をご紹介いただくものです。(お二人のプロフィールは →こちら

※「鹿野司の“読書ノート”」は長らく休載中でしたが、鹿野司さんが2022年10月17日に63歳で逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。(2022/10/25記)

 このサイトには、メールマガジン配信後、できるだけ早い時期に掲載していく予定ですが、一足早くお読みになりたい方は、裳華房のメールマガジン「Shokabo-News」を是非ご購読ください。

 ※紹介した書籍のリンク先などは、Shokabo-News配信時より一部修正してあります。

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松浦晋也の“読書ノート” 

掲載号 記事タイトル
(『紹介書籍』著者名,出版社)
No. 393
(2024-2)
(New!)
(63) 『安倍三代』と整合する安倍晋三像を求めて
『検証 安倍政権』(アジア・パシフィック・イニシアティブ、文春新書、2022年)
No. 388
(2023-9)
(62) あまりに異質であった三代目
『安倍三代』(青木 理 著、朝日新聞出版、2017年)
No. 387
(2023-7)
(61) 儲けの誘惑に逆らえなかった大日本阿片帝国
『阿片帝国・日本』(倉橋正直 著、共栄書房、2008年)
『満州裏史』(太田尚樹 著、講談社、2011年)
No. 386
(2023-4)
(60) しゃべり合い、助け合う女たち
『さくらと介護とオニオカメ!』(全5巻、たかの歩 著、マイクロマガジン社、2020〜2022年刊)
No. 384
(2023-2)
(59) “殿様”と右翼と左翼
『最後の殿様 −徳川義親自伝(徳川義親 著、講談社、1973年刊))
No. 381
(2022-11)
(58) さようなら、鹿野司さん
『オールザットウルトラ科学』(鹿野司 著、ビジネスアスキー)
『サはサイエンスのサ』(鹿野司 著、早川書房)
『教養』(小松左京・高千穂遙・鹿野司 著、徳間書店)
No. 379
(2022-8)
(57) 阿片周辺の物事と人々
『特務機関長 許斐氏利』(牧 久 著、ウェッジ)
No. 378
(2022-7)
(56) 日本も満洲国も、阿片と骨がらみの関係だった
『続・満洲国の阿片専売』(山田豪一 著、汲古書院)
No. 376
(2022-4)
(55) 阿片頼みだった満洲国の財政
『満洲国の阿片専売』(山田豪一 著、汲古書院)
No. 375
(2022-3)
(54) 満洲を巡る野望と夢
『阿片王』(佐野眞一 著、新潮社)
『甘粕正彦』(佐野眞一 著、新潮社)
『佐野眞一が殺したジャーナリズム』(溝口敦・荒井香織 編著、宝島社)
No. 374
(2022-1)
(53) 裳華房久しぶりのポピュラーサイエンス書のヒット
『文系でも3時間でわかる 超有機化学入門』(諸藤達也 著、裳華房)
No. 372
(2021-11)
(52) 阿片で得た裏金はどこにいったのか
『昭和の妖怪 岸信介』(岩見隆夫 著、中公文庫)
『巨魁 岸信介研究』(岩川 隆 著、ちくま文庫)
No. 371
(2021-9)
(51)お互い承知で利用し合う社会階層の上と下
『昭和史の隠れたドン』(西まさる 著、新葉館出版、2020年刊)
No. 370
(2021-5)
(50)暴力と政治が織りなす日本のガバナンス
『生きている町奴』(飛田東山 著、同成社、1963年発行)
No. 368
(2021-2)
(49)ホラーと物理、そしてなによりウルトラマン
『ΑΩ 超空想科学怪奇譚』(小林泰三 著、KADOKAWA)
『ウルトラマンF』(小林泰三 著、早川書房)
No. 366
(2020-11)
(48)社会は自然の中にある
『国道16号線』(柳瀬博一 著、新潮社)
『「色のふしぎ」と不思議な社会』(川端裕人 著、筑摩書房)
No. 364
(2020-9)
(47)1929年の恐るべき想像力
『宇宙・肉体・悪魔』(J・D・バナール 著、みすず書房)
No. 363
(2020-7/8)
(46)祖父が話してくれた戦争、話してくれなかった戦争
『零戦少年』(葛西りいち 著、秋田書店ヤングチャンピオンコミックス)
No. 362
(2020-5)
(45)女子高生の、狩る・殺す・食べる
『罠ガール』(緑山のぶひろ 著,KADOKAWA電撃コミックスNEXT)
『放課後ていぼう日誌』(小坂泰之 著,秋田書店ヤングチャンピオン烈コミックス)
No. 361
(2020-3)
(44)ウイルスを巡るリアリティ、知識、偶然、そして人類への信頼
『復活の日』 (小松左京 著,角川文庫/ハルキ文庫/早川書房)
No. 359
(2019-12)
(43)異能の陸軍参謀が残した回顧録
『昭和陸軍 謀略秘史』 (岩畔豪雄 著,日本経済新聞出版社)
No. 357
(2019-10)
(42)日本が愚かな戦争に突入した「本当の理由」
『経済学者たちの日米開戦』 (牧野邦昭 著,新潮選書)
No. 356
(2019-8)
(41)優れた表現を襲う病んだ心
『金閣寺』 (三島由紀夫 著,新潮文庫)
No. 354
(2019-6)
(40)自動車メーカーを建て直した透徹したリアリズム、柔らかいリアリズム
『マツダ −心を燃やす逆転の経営−(山中浩之 著,日経BP社)
No. 352
(2019-4)
(39)戦争に翻弄された交響曲と、その初演
『戦火のシンフォニー』 (ひの まどか 著,新潮社)
No. 350
(2019-2)
(38)会社は敗戦を超えて生き残ろうとした
『中島飛行機の終戦』 (西まさる 著,新葉館出版)
No. 349
(2018-11)
(37)消費税で日本は滅ぶ
『21世紀の資本』(トマ・ピケティ 著,みすず書房)
No. 347
(2018-9)
(36)二輪産業を締め上げた私達の「新しいもの嫌い」
『ばくおん!!』(おりもとみまな 著,秋田書店)
『スーパーカブ』(トネ・コーケン 著,角川書店)
No. 346
(2018-7)
(35)日本の事故調査に立ち向かった事故被害者家族
『軌道 −福知山線脱線事故 JR西日本を変えた戦い−(松本創 著,東洋経済新報社)
No. 343
(2018-4)
(34)老親介護は家庭の仕事ではない
『もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法』(川内潤 著,ポプラ社)
No. 342
(2018-1)
(33)スーパーカーという物語を消費する商品
『スーパーカー誕生』(沢村慎太朗 著,文踊社)
No. 339
(2017-11-1)
(32)誰にでも親殺しになる可能性がある
『母親に、死んで欲しい −介護殺人・当事者たちの告白−(NHKスペシャル取材班 著,新潮社)
No. 338
(2017-9)
(31)この上ない正気と理性が導き出す、最悪の狂気
『未完のファシズム −「持たざる国」日本の運命−(片山杜秀 著,新潮選書)
No. 337
(2017-7)
(30)阿片を巡る読書の補足――覚醒剤と音楽、そして水爆
『自伝 北風と太陽』(小倉朗 著,新潮社)
『水爆実験との遭遇』(川井龍介+斗ヶ沢秀俊 著,三一書房)
No. 335
(2017-5)
(29)阿片の向こうにアルカロイドの花園を見ていた星一
『人民は弱し 官吏は強し』(星新一 著,新潮社)

No. 333
(2017-3)
(28)植民地台湾の阿片根絶の実際
『台湾統治と阿片問題』(劉明修 著,山川出版社)

No. 331
(2017-1)
(27)日本陸軍のために存在した商社と阿片ビジネス
『阿片と大砲』(山本常雄 著,PMC出版)

No. 329
(2016-11(1))
(26)阿片ケシ篤農家の生涯と、星一の苦難
『戦争と日本阿片史』(二反長半 著,すばる書房)

No. 328
(2016-9)
(25)貧困には脳の高次機能障害が潜んでいるのか
『脳が壊れた』(鈴木大介 著,新潮社)

No. 326
(2016-7)
(24)大正の起業家による奇想PR小説
『三十年後』(星 一 著,新潮社)
No. 324
(2016-5)
(23)化石の中の遺伝子を追い求めて
『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(ペーボ 著,文藝春秋)
No. 322
(2016-3)
(22)郊外の街の歴史が証す「昔は良かった」の嘘
『箱族の街』(舟越健之輔 著,新潮社)
No. 320
(2016-1)
(21)救われない代替医療の実態
『代替医療の光と闇 −魔法を信じるかい?−(ポール・オフィット 著,地人書館)
No. 319
(2015-12)
(20)相対論を視覚化すると
『銀河旅行と特殊相対論』『銀河旅行と一般相対論』(石原藤夫 著,講談社)
No. 315
(2015-9)
(19)新聞記者が書くノンフィクションの面白さと限界
『湯川博士、原爆投下を知っていたのですか』(藤原章生 著,新潮社)
No. 313
(2015-7)
(18)原子力発電を巡る“人の世の事情”
『原発と大津波 警告を葬った人々』(添田孝史 著,岩波新書)
No. 311
(2015-5)
(17)その飛行機が実用に至らなかったわけ
『未完の計画機』(浜田一穂 著,イカロス出版)
No. 309
(2015-3)
(16)飛行機王の構想力/妄想力
『日本の飛行機王 中島知久平』(渡辺一英 著、光人社NF文庫)
No. 307
(2015-1)
(15)1908年、飛行船と航空機の交錯
『嵐の生涯 航空機設計家ハインケル』(ハインケル&トールヴァルト 著,フジ出版社)
No. 301
(2014-7)
(14)民間航空草創期の若き息吹と、皮肉なる運命
『空気の階段を登れ』(平木國夫 著,三樹書房)
No. 299
(2014-5)
(13)テルミン、この摩訶不思議な“電気楽器”
『テルミン』(竹内正美 著,岳陽社)
No. 297
(2014-3)
(12)レイモンド・スコットの赤ちゃん向け音楽
CD “Soothing Sounds for Baby: Electronic Music By Raymond Scott”(レーベル:Basta)
CD “Raymond Scott - Manhattan Research Inc.”(レーベル:Basta)
No. 295
(2014-1)
(11)電子音楽の歴史をつづる大著2冊
『日本の電子音楽 増補改訂版』(川崎弘二 編著,愛育社)
『電子音楽 in Japan』(田中雄二 著,アスペクト)
No. 293
(2013-10)
(10)2人の先輩を送る
『新世紀未来科学』(金子隆一 著,八幡書店)ほか
『パソコン創世記』(富田倫生 著,旺文社)ほか
No. 291
(2013-8)
(9)正しい知識の不足を象徴する2冊
『原子力発電ABC』(東京電力株式会社)
『反原発、出前します 高木仁三郎講義録(反原発出前のお店編,七つ森書館)
No. 289
(2013-6)
(8)歴史を左右するパンデミック
『史上最悪のインフルエンザ』(クロスビー 著,みすず書房)
No. 287
(2013-4)
(7) 分かった気になる数学ノンフィクション
『素数に憑かれた人たち』(ダービシャー 著,日経BP社)
No. 285
(2013-2)
(6) 科学のためなら、どこにでも行きます
『金星を追いかけて』(ウルフ 著,角川書店)
No. 282
(2012-12)
(5) ジョージ・エラリー・ヘールの「大きいことはいいことだ!」
『パロマーの巨人望遠鏡(上)(下)』(ウッドベリー 著,岩波文庫)
No. 280
(2012-10)
(4) 頑固提督による原子力技術のターニングポイント
『暗黒水域』 (ヴィボニー&デイヴィス 著,文藝春秋)
No. 278
(2012-8)
(3) 1960年の民間宇宙開発
『ピアース自伝』(ジョン・R・ピアース 著,日経サイエンス社)
No. 276
(2012-6)
(2) 使われている技術はその目的に最適なのか?
『20世紀のエンジン史』 (鈴木 孝 著,三樹書房)
No. 274
(2012-4)
(1) コレラ、脚気、水俣病――疫学を巡る視点
『医学者は公害事件で何をしてきたのか』 (津田敏秀 著,岩波書店)
 

鹿野 司の“読書ノート” 

掲載号 記事タイトル
(『紹介書籍』著者名,出版社)
No. 325
(2016-6)
(22)社会としていかに「炎上」を抑制するのかを考える
『ネット炎上の研究』(田中辰雄・山口真一 著,勁草書房)
No. 319
(2015-12)
(21)時代を振り返り、相対論のこれからに思いを馳せる
『ブラックホール・膨張宇宙・重力波』(真貝寿明 著,光文社)
No. 317
(2015-10)
(20)生命とそれを育む星の最先端とこれから
『生命の星の条件を探る』(阿部 豊 著,文藝春秋)
No. 314
(2015-8)
(19)食べものと健康についてのバランスの取れた情報提供
『佐々木敏の栄養データはこう読む!』(佐々木 敏 著,女子栄養大学出版部)
No. 312
(2015-6)
(18)差違を対等に面白がる関係
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗 著,光文社新書)
No. 310
(2015-4)
(17)進化は「最適者の到来を説明」できるのか
『進化の謎を数学で解く』(ワグナー 著,文藝春秋)
No. 308
(2015-2)
(16)作品中に含まれた天文学の断片を専門家の立場から読み解く
『宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学』(半田利弘 著,誠文堂新光社)
No. 306
(2014-12)
(15)細分化された人工知能分野を再統合する試み
『ロボットは東大に入れるか』(新井紀子 著,イースト・プレス)
No. 304
(2014-10)
(14)活動量や位置情報などの物理的なデータから人間の心理を読み解く
『データの見えざる手』(矢野和男 著,草思社)
No. 302
(2014-8)
(13)日常系×非日常ミステリーが描くマイノリティへの視座
『白暮のクロニクル 1〜3』(ゆうきまさみ 著,小学館)
No. 300
(2014-6)
(12)AI開発の現状と,未来の可能性に迫る?
『クラウドからAIへ』(小林雅一 著,朝日新聞出版)
No. 296
(2014-2)
(11)中核技術の解説から様々な事例の紹介まで
『ビッグデータの衝撃』(城田真琴 著,東洋経済新報社)
No. 294
(2013-11)
(10)辛い現実を相対化して描いた闘病記
『アル中病棟』(吾妻ひでお 著,イースト・プレス)
No. 292
(2013-9)
(9)人間とコンピュータをめぐるもう一つの歴史
『コンピュータvsプロ棋士』(岡嶋裕史 著,PHP新書)
No. 290
(2013-7)
(8) 放射線の不安に対する、わかりやすく客観性の保たれた回答集
『専門家が答える 暮らしの放射線Q&A』
(日本保健物理学会「暮らしの放射線Q&A活動委員会」著,朝日出版社)
No. 288
(2013-5)
(7) 医薬品開発をめぐる栄光と悲運
『サルファ剤、忘れられた奇跡』(ヘイガー 著,中央公論新社)
No. 286
(2013-3)
(6) 精神疾患の「現実」とは何か
『名作マンガで精神医学』(林 公一 著,中外医学社)
No. 284
(2013-2臨時)
(5) 介護現場に見出された新しい豊かな世界
『驚きの介護民俗学』(六車由実 著,医学書院)
No. 281
(2012-11)
(4) 動物たちの心の世界が様々な形で描かれた2冊
『動物感覚』『動物が幸せを感じるとき』(グランディン&ジョンソン 著,NHK出版)
No. 279
(2012-9)
(3) 科学とはどういう営みなのか
『科学がきらわれる理由』(ダンバー 著,青土社)
No. 277
(2012-7)
(2) 「ゼロリスク信仰」の問題点を考える
『ほんとうの「食の安全」を考える』(畝山智香子 著,化学同人)
No. 275
(2012-5)
(1) 科学の面白さの本質
『星界の報告』(ガリレイ 著,岩波文庫)


【執筆者のプロフィール】 
松浦晋也 (まつうらしんや) 
ノンフィクション・ライター。1962年東京都出身。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。現在、日経ビジネスオンライン「Viwes」「テクノトレンド」などに不定期出稿中。
近著に『母さん、ごめん。2──50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』(日経BP社、2022年6月刊)がある。その他、『小惑星探査機「はやぶさ2」の挑戦』(日経BP)、『はやぶさ2の真実』(講談社)、『飛べ!「はやぶさ」』(学研プラス)、『われらの有人宇宙船』(裳華房)、『増補 スペースシャトルの落日』(筑摩書房)、『恐るべき旅路』(朝日新聞出版)、『のりもの進化論』(太田出版)など著書多数。
ブログ「松浦晋也のL/D
Twitterアカウント https://twitter.com/ShinyaMatsuura


鹿野 司 (しかのつかさ) 
サイエンスライター。1959年愛知県出身。日本大学文理学部応用物理学科卒業。2022年10月17日逝去。雑誌「SFマガジン」にコラム「サはサイエンスのサ」を亡くなる直前まで長期連載。映画『ガメラ2 レギオン襲来』やアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』『機動戦士ガンダムORIGIN』などのSF考証を担当。
主著に『サはサイエンスのサ』(早川書房)、『巨大ロボット誕生』(秀和システム)、『オール ザット・ウルトラ科学』(ビジネスアスキー)、『教養』(小松左京・高千穂遙と共著、徳間書店)などがある。
Twitterアカウント https://twitter.com/sikano_tu


イラスト:
たまきひさお   



         

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